ご来場、応援いただいた皆様に御礼申し上げます。

和枝さんは緩和ケア認定看護師です。
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面する患者と其の家族に対して、痛みや其の他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確な治療・処置を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、クオリティ・オブ・ライフを改善するアプローチである。by Wikipedia

例えば作中から引用すると、梢さんのように治療を止めた患者さんの余生を支えたり、

煌ちゃんのようなガン患者の家族の不安に寄り添ってあげたり…


私自身緩和ケアという存在に向き合うのは初めてなので、ネット上でのリサーチの他、看護師の知人に話聴いたり、緩和ケアの講演を聴きに行ったりもしました。
そこでは、「主に終末医療というイメージが強いが、現在では告知された段階から緩和ケアはスタートする。」「痛止の医療用麻薬に対する誤解」「ホスピスも症状が重いときだけ入院することもでき、=死場所ではない」など、
まずは「知って欲しい」「なんでもいいからまずは相談して欲しい」という思いをひしひしと感じました。
病気になってから、いよいよ何か決断を迫られる事態になって一生懸命情報を集め始め、結果後悔する方も少なくはないようです。
また、梢さんみたいに痛くても「ごめんなさい、大丈夫」と我慢する方特に日本人は多いのですが「どこがどのくらい痛い」とか素直に申告していただいた方が的確に処置できるし助かります。(和枝さん苦労しただろうなぁ。)
問題が起これば解消する努力をする、自分の力でどうしようもないことならチームの専門部署(わかる人)に相談する。
これは病気や緩和ケアに限ったことではないと思います。
理解し助け合うことについて改めて考える機会になりました。


芝居の話というか、和枝さん通して学んだことの話になりましたが、講演会で少しお話しした病院関係者の方に「是非緩和ケアを広めて欲しい」と言われていたこともあり、この場でもって少し語らせていただきました。(作中だと、面白いおばさんの方が印象ついてそうでしたので( ̄▽ ̄;))
是非ご興味持っていただければと思います。

そうそう、「笑い」も免疫力があがって健康にいいそうですよ。