別役です。
今回の作品の舞台である高知の室戸岬。
取材に行ってきました。
劇中の季節も9月ということで、ほぼこれらの光景を参考にしてもらえたらと思います。
(劇中の世界なので、思い思いに想像してもらってよいのですが)
室戸岬の先っちょまで行ったら、クジラのモニュメントと中岡慎太郎像があります。
そこからすぐに遊歩道に降りることが出来ます。
自然がすごいです。それでは、海に出て行くまでの過程をご一緒にどうぞ。
やっぱり荒々しいですね。
巨大な切っ先鋭い岩と、水しぶきをあげる波。
不気味に石を積み上げられている箇所も。
平日ということもありますが、それにしても人がいない。誰もいない。
失踪してもわからないくらいです。
下の写真に見えるのは室戸灯台。あとで大きい写真も見せます。
基本的に黒い石ばかりです。
別の場所では砂地もあるのですが、この辺は基本砂利。
遊歩道がずーっとのびていて、20~30分くらいは散歩できます。
この木は「あこう」。
これも事前情報で把握していましたが、普通にすぐ遊歩道から行くことが出来ました。
蚊が多かったので写真をとってすぐに退散。
悠久な大自然。
ここに颯司や珠水が訪れたんですね。
座りやすそうな岩もあれば、絶対座れなさそうな岩もあり。
実は役者が演じる上で、イメージの助けになります。
海の神様をまつっていたり、室戸海岸には鳥居が立てられている場所がいくつかあります。
遊歩道は歩きやすいです。波の音や虫の声、とんびの声に囲まれながら気持ちよく歩けます。
漂流物にも趣がありますね。
おや、物語の中心場所である「渚の宿」が見えてきました。
(勝手にモデルにしているだけで、実際には違う旅館です)
完全に海辺に建っています。
ここからすぐに海に出れます。
ここはまさに、珠水が好きそうな場所。
生き物としては、小魚、フナムシ、フジツボ、ナマコ、カニはいました。
この辺は名スポット。エボシ岩。
一本松の岩もすごい。
ビシャゴ岩は、男たちから言い寄られすぎた美女が、
「もう美女が生まれてこないように」と身を投げた岩だそうな。
美女の割にすごい岩を登るんだな。
弘法大師の巨大な像が道路側に登るとあります。
弘法大師行水の場は、緑の汚い水たまりと化していました。
御厨人窟(みくろど)は弘法大師が、ここで修行し、のちに「空海」と名付けた場所。
ここから空と海が見えるのです。
室戸ジオパークセンターにも行きました。
受付の方に舞台の紹介をしました。
そしてチラシを10部ほど預けました。
観光客さん、東京に来る際には是非観に来てください。
出くわす人は、観光客とお遍路さんで5:5くらい。
虚しいくらい観光客はいないです。
人の気配がまったくない展望台はネコが待ち受けていました。
恋人の聖地!
恋人の聖地からみる景色は絶景です。
ですが、恋人がまったく見当たらない。
和枝さんが、聡と希晶を見て、あんな反応をしたのもちょっとわかります。
ここは四国八十八カ所霊場の24番。最御崎寺(ほつみさきじ)です。
雰囲気すごい。
山に登っていったところですが、遊歩道から20分ほどで着くそうです。
車からだと降りて5分ほど。
この近くに室戸灯台があります。
はい、来ました、もう一つの恋人の聖地!
室戸灯台の展望台です。
室戸岬の展望台2つのうち2つが恋人の聖地とされていますが、
恋人の姿はいっさいありません。大丈夫です。恋愛の話ではないので。
ということで、室戸岬の弾丸ツアー終了。
明日の昼には東京に戻ります。
今回の写真は、公演期間中、ロビーで展示できたらと思っています。
これらの写真を見て、「海岸線にみる光」のイメージを膨らませてください!
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